長渕 恩人の石坂敬一さんに献歌「詞と曲を書き続けます」

[ 2017年2月9日 05:30 ]

石坂敬一さんお別れの会で演奏する長渕剛
Photo By 提供写真

 昨年12月31日に亡くなった元音楽ディレクターで、元ユニバーサルミュージック会長の石坂敬一さん(享年71)の「お別れの会」が8日、東京・青山葬儀所で営まれた。

 ビートルズ、ピンク・フロイドなどを担当し、日本に洋楽を定着させた立役者をしのび、歌手や音楽関係者を中心に2300人が弔問。冒頭で石坂さんが手がけた英バンド、T・レックスの代表曲「ゲット・イット・オン」が流れる中、参列者はレコードをかたどった祭壇に手を合わせた。

 80年代に矢沢永吉(67)やBOφWYなど、邦楽でも手腕を発揮した石坂さん。この日は東芝EMIで駆け出し時代から薫陶を受けた長渕剛(60)が弔辞を読んだ。「どんなことがあろうと僕は詞と曲を書き続けます。だって約束したんだから。もしも歌に幸せを感じたなら、人生の譜面を抱きしめて空を見ます。“石坂さん、できたよー!”」と絶叫すると、12年に俳優二谷英明さんの葬儀でも歌った「12色のクレパス」をピアノの生伴奏で熱唱した。

 戒名は「功顕院音樹敬楽居士霊位」。「音樹」が木々が揺れ音を奏でる様子という意味で、音楽にささげた人生に重ねた。

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2017年2月9日のニュース