大泉洋 絶妙トークでブルーリボン賞“迷”司会も受賞者には不評!?「後悔しか残らない」

[ 2017年2月8日 19:02 ]

「第59回ブルーリボン賞」の授賞式に出席した(左から)有村架純、松山ケンイチ、大泉洋
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 東京映画記者会(スポーツニッポン新聞社など在京スポーツ7紙で構成)が選ぶ「第59回ブルーリボン賞」の授賞式が8日、都内のホールで行われた。

 前年の主演男女優賞の受賞者が司会を務めるのが恒例で、今年は大泉洋(43)と有村架純(23)が担当。大泉は、有村が昨年のNHK紅白歌合戦の司会を務めたこともあり「テレビ中継もなく、時間が押しても大丈夫なんだから、緊張する理由がないでしょう」とジョークを交じる軽妙なトークで滑り出した。

 しかし、「この世界の片隅に」で監督賞の片渕須直監督(56)のスピーチ中に、「シン・ゴジラ」で作品賞を獲得した樋口真嗣監督(51)の携帯電話が鳴ってしまい、「携帯の電源はお切りください」とツッコミを入れたあたりからエンジン全開。「湯を沸かすほどの熱い愛」で助演女優賞の杉咲花(19)には、「私も娘がいるから、制服を隠されてお母さんにジャージーで学校に行けと言われた時は、私が買ってあげたかった。1回でいいからお母さんと話したい」と、母親役の宮沢りえ(43)との対面を迫り、困らせるなど完全に暴走モードだ。

 そのため、「聖の青春」で主演男優賞を射止めた松山ケンイチ(31)は「本当にベラベラベラベラしゃべるから。(来年の)参考になればと思い注目していたけれど、何の参考にもならないから目を合わせるのをやめた」と無視される始末。トリを務めた「後妻業の女」で主演女優賞の大竹しのぶ(59)も、「訳が分からないトークで、威厳のある賞だから笑いもない厳かな授賞式と聞いていたのに、全く違う雰囲気。これほどの笑いはとれないので、来年のことを考えると喜びも吹っ飛びました」と不満をぶちまけた。

 しかも、大泉は「後妻業の女」を見ていると主張したにも関わらず、大竹と乱闘シーンを演じた尾野真千子(35)を「水川あさみさんとの…」と間違えてしまい撃沈。パートナーであるはずの有村からも「ほとんど大泉さんがしゃべっていたので、(受賞者に)聞きたいこともあまり聞けなかった」と言われてしまい、「後悔しか残らないブルーリボン賞でした」としょんぼりして締めくくった。

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