元フジアナ長谷川豊氏“自虐”出馬会見「バカなヤツが偉そうに」

[ 2017年2月7日 05:33 ]

次期衆院選の出馬を表明する長谷川豊氏
Photo By 共同

 元フジテレビアナウンサーの長谷川豊氏(41)が6日、千葉市内で記者会見し、次期衆院選に千葉1区から日本維新の会公認で出馬する意向を正式に表明した。昨年9月のブログの炎上騒動を謝罪した上で「全ての批判を受けながら、17年以上住んでいる千葉の皆さんのお役に立ちたい」と訴えた。

 フジテレビ時代の12年、経費の不正流用疑惑でアナウンサー職を解かれた末、同局を退社した。その後、フリーとなったが、昨年9月に自身のブログに「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!」などと記して炎上。テレビ大阪の「ニュースリアルFRIDAY」など、全てのレギュラー番組を降板した。

 この日の会見には、黒のスーツで登場。冒頭、ブログの炎上について「何度頭を下げても足りることはない」と反省の言葉を口にし「社会保障システムなどについて極論を言ってハレーションを起こしてでも議論を起こしたいと考えたが、全てが稚拙だった。あれは100%僕の誤り」と頭を下げた。

 政策としては、年金・医療制度の改革や幕張沖の人口浮島にカジノを含む統合型リゾート(IR)を建設する計画を掲げた。ブログで安倍政権を支持すると言い続けてきたことには「安倍政権と地方の自民党は分けて考えた方がいいというのが僕の考え。維新は実行力があり、なれ合いがない」と説明。同席した維新の馬場伸幸幹事長は「ブログでの発信は言語道断だが、謝罪し反省している。再挑戦の機会は与えられるべき」と話した。

 今後、長谷川氏は街頭などで政策を訴えていく方針。「お前みたいなバカなヤツが偉そうに出馬するなというのは当然」と自ら口にするが、有権者の反応が注目される。

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2017年2月7日のニュース