NHK 上田新会長 受信料制度等検討委員会設置を発表「環境の変化を踏まえ」

[ 2017年2月2日 15:31 ]

 NHKの上田良一新会長(67)が2日、東京・渋谷の同局で定例記者会見を行い、「NHK受信料制度等検討委員会」を2日付で設置することを発表した。

 「視聴者のみなさまに広くご負担いただく受信料を財源としているが、近年放送と通信の連携の進展、視聴態様の変化、世帯数の伸びの鈍化など、NHKを取り巻くメディアや社会における環境変化が進み、変化のスピードが増している」とし、「このような環境の変化を踏まえつつ受信料制度やその運用のあり方を検討する外部有識者による委員会として『NHK受信料制度等検討委員会』を設置します」と述べた。

 検討内容としては常時同時配信が実現した際のあり方、受信料体系のあり方など。構成員は憲法、経済学、民法などの大学教授5人。オブザーバーを平松剛実弁護士が務める。2月中にも第1回会合を予定している。会合の内容については「公表してさしつかえないものに関してはなるべく早く公にしていきたい」とした。

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2017年2月2日のニュース