「森のくまさん」円満解決!パーマ大佐 CDもライブも替え歌OK

[ 2017年2月2日 05:30 ]

R−1グランプリ予選で芸を披露するパーマ大佐
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 童謡「森のくまさん」の日本語詞を勝手に改変したとして、訳詞者の馬場祥弘氏(72)が芸人のパーマ大佐(23)と販売元のユニバーサルミュージックにCD・DVDの販売中止や慰謝料300万円などを求めていた騒動は1日、双方の間で和解が成立した。

 この日、ユニバーサルと馬場氏の代理人を務める三木秀夫弁護士が連名の文書で「円満解決に至りました」と説明した。

 パーマ大佐の替え歌芸は、本来の童謡に別の詞とメロディーが加えられ、主人公が出合ったクマと恋に落ち、警察から逃げるという物語に仕立てたもの。ユニバーサル側が昨年、日本音楽著作権協会(JASRAC)を介して馬場氏に歌詞への加筆許可を求めた際、認識の食い違いが生じトラブルに発展した。

 三木氏によると、馬場氏がパーマ大佐側から説明を受けた結果、食い違いは解消し、従来は訳詞者として馬場氏のみを記載していた楽曲クレジットに、新たに「加詞・パーマ大佐」と付け足すことで合意したという。

 問題の解決を受け、ユニバーサルはCD・DVDの制作と出荷を再開。騒動発覚後、パーマ大佐は自粛していた、舞台での「森のくまさん」の替え歌芸も再開が可能になった。馬場氏側が求めた慰謝料など、和解に伴う金銭の発生について、三木氏は「言えません」と明かさず、ユニバーサルも「書面以上のことは申し上げられない」とした。

 パーマ大佐はこの日オフで、コメントを発表しなかった。騒動後、パーマ大佐版の「森のくまさん」はダウンロード数が伸びており、関係者は「騒ぎを招いてしまったが、解決をバネに世間にますます魅力が広がる結果になれば」と話した。

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2017年2月2日のニュース