イラン女優トランプ氏批判 米アカデミー授賞式欠席へ

[ 2017年1月27日 06:10 ]

 米アカデミー賞外国語映画賞部門の最終候補作品に選ばれているイラン映画「セールスマン」の出演女優タラネ・アリドゥスティは26日、トランプ米大統領のイラン国民への姿勢は「人種差別主義だ」と抗議し、2月にロサンゼルスで行われる同賞発表・授賞式のボイコットを表明した。

 自身のツイッターで明らかにした。トランプ政権がテロの恐れを理由に、イランなど7カ国の国民に入国ビザの発給を30日間停止する措置を検討していると報じられたことを受け、批判のメッセージを投稿した。

 「セールスマン」はイランの鬼才アスガー・ファルハディ監督が撮影。昨年のカンヌ国際映画祭で脚本賞にも選ばれている。

 トランプ政権は2015年のイラン核合意の見直しを示唆したほか、イランなどのミサイル攻撃に対する防衛システム整備も表明し、対イラン姿勢を強硬化させる方針が鮮明になりつつある。

続きを表示

2017年1月27日のニュース