元ニコモ野中葵さんみどりの女神「全てを楽しもう」ポジティブ戴冠

[ 2017年1月24日 05:30 ]

第49回ミス日本コンテスト2017 ( 2017年1月23日    京王プラザホテル )

<ミス日本コンテスト2017>水着姿で登場する「みどりの女神」受賞の野中葵さん
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 ティーン向けのファッション誌「ニコラ」の専属モデルだった野中葵さん(20)が、森と木のある暮らしの価値や魅力を発信する「みどりの女神」に選ばれた。「ミス日本の活動は全てが楽しみ。またスタートラインに立てたことがうれしい」。一度諦めたモデルの道へ、再出発する。

 小6から高1までニコラのモデル、通称「ニコモ」として活動。表紙を飾ったこともある。だが「背伸びして、無理してた。自分に向いてないと自信をなくして、ここにいていいのかなと思うことが多かった」。両親の離婚もあって活動が困難になり、高2の時にいったん芸能界を離れた。

 母と2人暮らしの家計を支えるため、飲食店やエステなどでアルバイトをした。「等身大の私をみなさんが受け入れてくれて、“ありのままでいいんだ”と思えたんです」。さまざまな人と出会い、心が解放されていった。

 モデルの道は諦めていない。「応援してもらってきた言葉に応えられてない。中途半端で嫌だと思ったんです」。20歳を目前にした昨年7月、再出発の契機になればとミス日本に応募した。「フリーター」の肩書に気後れもあった。でも、これがありのままの自分。「全てを楽しもう」と前向きに臨むと、素晴らしい結果がついてきた。

 松井愛莉(20)、池田エライザ(20)、川口春奈(21)、西内まりや(23)、藤田ニコル(18)。同時期に活動したニコモが芸能界で輝いている。彼女たちの活躍は「うれしい」という。「この性格だから向いてないのかな」と苦笑しながら「ミス日本での活動で得たものが、何かにつながるかもしれない。モデルの夢は諦めないです」。瞳の中に芽生え始めた自信が浮かんでみえた。

 ◆野中 葵(のなか・あおい)1996年(平8)9月17日、千葉県出身の20歳。08年の「第12回ニコラモデルオーディション」でグランプリ。13年までニコモとして活動。現在の目標は「ありのままの私らしさを大切にするモデル」。趣味は音楽鑑賞、散歩。1メートル75、B79・W58・H86。

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2017年1月24日のニュース