パーマ大佐 報道陣の問いに無言、ステージでは「お騒がせしています」

[ 2017年1月19日 20:52 ]

R−1ぐらんぷり予選で芸を披露するパーマ大佐
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 童謡「森のくまさん」の替え歌芸を収録したCDをめぐり、日本語歌詞を手掛けた訳詞者から慰謝料300万円などを求められた芸人のパーマ大佐(23)が19日夜、ひとり芸No.1決定戦「R―1ぐらんぷり」の予選2回戦に出場した。

 この日午後8時20分ごろ、2回戦を終えて会場となっている東京・麹町の「TOKYO FMホール」の関係者出入り口から、スタッフらとともに姿を見せたパーマ大佐。取材陣から「パーマさん!」と声を掛けられて振り返ったものの、事務所関係者に促される形で車に乗り込むと、無言で会場を後にした。

 2回戦のステージでは、登場すると開口一番「お騒がせしています」。その後「小さい秋見つけた」「一年生になったら」など数曲の童謡を自ら歌い、その歌詞にひとりでツッコミを入れるネタを披露し、客の反応は上々だった。「森のくまさん」を歌うことはなく、「どうもありがとうございました」と締めくくった。

 他の芸人たちはロビーで着替えた後、正面から出てきたが、パーマ大佐は楽屋から関係者出入り口を通るという“パーマシフト”が敷かれた。

 パーマ大佐のCDは、本来とは別の詞やメロディーが加えられ、クマと恋に落ちた女性が警察から逃げるという内容になっている。訳詞者の馬場祥弘さん(72)はこのCDで著作者としての人格権を侵害されたと主張。パーマ大佐とCDを制作、販売したユニバーサルミュージックに慰謝料のほか、CDの販売差し止め、インターネット上の動画の削除を求める通知を送った。

 パーマ大佐が所属する太田プロダクションは「手続きはレコード会社に委ねている」とコメント。ユ社は「適正な手続きを踏み販売している」としている。

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2017年1月19日のニュース