「君の名は。」新海監督 大ヒット感謝 次回作で挑む“幸せ”の形

[ 2017年1月19日 06:30 ]

2016年毎日映画コンクール

新海誠監督
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 大ヒット中の「君の名は。」がアニメーション賞とファン賞に輝いた。

 新海誠監督(43)は04年に「雲のむこう、約束の場所」でアニメーション映画賞を受賞しており「手探りで作った初の長編、初の商業作品で、今振り返っても稚拙なところが目立つような映画に対して評価してくださって励まされた。毎日映画コンクールは特別な思い入れがあって、今回の受賞も感慨深い思いがあります」と喜んだ。

 昨年8月26日の公開から快進撃は止まらず、興行収入は230億円を突破し日本映画歴代2位を記録。世界的にもヒットしている。街中でファンから声を掛けられることも増え「“何回見ました”と言っていただくと凄くうれしいしありがたい」と笑顔。予想以上の大ヒットで大幅に遅れた次回作の製作にこれから取り組む。「観客が見た後に“自分でも気づかなかったけど、こういう映画を見たかった”と思ってもらえるものを作りたい。人生がそういうもので、僕たちは何か幸せが欲しいと思うけど、どういう幸せかは手に入ってからじゃないと判断できない。それに似たことが映画でできれば幸せだなと思います」。新海ワールドを深化させていく。

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2017年1月19日のニュース