中条あやみ 9頭身美女、伸びしろ無限大!スポニチGP新人賞

[ 2017年1月19日 05:30 ]

2016年毎日映画コンクール

スポニチグランプリ新人賞を受賞し笑顔の中条あやみ
Photo By スポニチ

 2016年毎日映画コンクール(第71回)の各賞が18日、決定した。飛躍が楽しみなフレッシュさんに贈られるスポニチグランプリ新人賞には「セトウツミ」の中条あやみ(19)と「ケンとカズ」の毎熊克哉(29)が選ばれた。表彰式は2月15日、川崎市のミューザ川崎シンフォニーホールで行われる。

 今やテレビCMで見ない日がない9頭身の美女。初めての映画賞受賞に「一生獲れると思ってなかったし、自分が表彰されるような人なのかどうかも分からないので…。ビックリしたんですけど、やっぱりうれしいです」。言葉は控えめでも、大きな口で笑う表情は喜びにあふれていた。

 「セトウツミ」は、大阪を舞台に菅田将暉(23)と池松壮亮(26)演じる高校生の瀬戸と内海が、放課後に川沿いでひたすらしゃべり倒す姿を切り抜いた会話劇。漫才さながらの2人の会話に何度も登場するのが、中条演じる樫村一期(いちご)。内海に思いを寄せている高校のマドンナだ。

 出演時間は長くないが、その凜(りん)としたたたずまいは存在感抜群。しなやかに伸びた手足に見とれた観客は、「次はいつ出てくるの?」と期待した。選考会でも「画面にいるだけで存在感がある」と評価された。早世の女優、夏目雅子さんに重ねて将来を期待する声もあった。「菅田さんも池松さんも“ザ・演技派”。凄い演技をされるので、私もどこかで爪痕を残したいと思って臨んだんです。負けず嫌いなところもあって」

 受賞に導いたのは地元・大阪の空気。撮影が行われたのは堺市で、中条は隣接する大阪市内の実家から現場に通った。無理なく等身大の女子高生を演じることができた。「いつか大阪弁の役ができたらいいなと思っていたので、凄く理想的だったと思います。現場はアットホームで、肩の力を抜いて演技ができた。今までで一番自然に演技ができたと思っていて、愛着あるこの作品で受賞できたことがうれしい」

 11年に「ミスセブンティーン」のオーディションでグランプリに選ばれ、モデルとして芸能界入り。昨年10月からは日本テレビ「another sky」のMCを務め、「ハーゲンダッツ」などのCMに出演。主演映画「覆面系ノイズ」が11月に公開を控え、女優業も軌道に乗ってきた。

 来月4日で20歳。節目での受賞は「新たなスタートラインに立てる」と自信になった様子。「受け身でやってきたので、これからは逆に攻めの姿勢で演技ができるようになれたら」。伸びしろは無限にある。

 ◆中条 あやみ(なかじょう・あやみ)1997年(平9)2月4日、大阪府生まれの19歳。英国人の父、日本人の母を持つハーフ。14年公開の「劇場版 零〜ゼロ〜」で映画初主演。今年3月に出演作「チア☆ダン」が公開。趣味は読書。特技は英会話、ピアノ。1メートル69、血液型O。

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