元シンクロ女王が「人生劇変」 エリート夫が結婚1カ月で政治家転身もまさかの落選

[ 2017年1月16日 09:00 ]

元シンクロ日本代表で五輪メダリストの武田美保さん。鈴木英敬氏との結婚で人生が「劇変」した(C)TBS
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 元シンクロ日本代表で五輪メダリストの武田美保さん(40)が、16日にスタートするTBS「結婚したら人生劇変!〇〇の妻たち」(月曜後7・00)にVTR出演。番組タイトル通り、劇的に変化した人生への思いを語った。

 96年アトランタ五輪から3大会連続で五輪に出場し、デュエットで2個、チームで3個のメダルを獲得。合計5個は日本女子で最多タイのメダル数だ。04年アテネ五輪でデュエット、チームともに銀メダルを獲得し、この年限りで引退。その3年後の07年に経産省の官僚だった鈴木英敬氏(42)と結婚した。ここから武田さんの人生はまさに「劇変」した。

 結婚からわずか1カ月後、将来を約束されたエリート夫が突然官僚をやめ、政治家転身を決意。縁のない三重2区に落下傘候補として09年の衆院選に自民党から出馬した。かつてシンクロの女王と呼ばれた武田さんは、夫のために頭を下げ続けた。自身の知名度が高いことで、「武田美保の夫」として報道されてしまうことに当時ジレンマを感じることもあった。それでもあくまでも妻としての立場を超えず、必死に選挙区を回ったが、自民党への逆風もあり夫は落選してしまった。

 その後も夫婦は三重県鈴鹿市で生活を続け、武田さんは地元の人に認めてもらおうとシンクロ教室を始めるなど、様々な活動を行った。すると落選から1年半後。今度は夫が三重県知事選への立候補を決める。「泡沫候補で出ろと言われたんじゃないか」と当初はよぎったものの、改めて夫婦二人三脚で選挙戦へ。そこで印象的だったのは選挙終盤戦で地元民からかけられた言葉。「もうあんたは鈴鹿の子だよ。知事は地元の子から出さないと」。かつてよそもの扱いされていたのが嘘のようで、「私ちょっとだけ県民になれたのかな。じわっとうれしさや温かさを感じて選挙戦を回っていましたね」と振り返る。

 開票が始まり鈴木氏は序盤2位につけていたものの、終盤に夫婦が地盤を固めた2区が開票され逆転当選。“地元”の支持が勝負を分けたのだった。夫は2期目に入り、今年で任期6年目を迎える。忙しい日々が続きなかなか家族でゆっくりできる時間もないが、「結婚して良かったですか?」という質問に対し、武田さんの答えは――。

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