ASKA 亡き母への思い語った「強く、温かい母でした」

[ 2017年1月15日 05:35 ]

福岡の実家前で報道陣の取材に応じるASKA。缶コーヒーの入った袋を手にウオーキングから帰宅
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 母・宮崎エイコさんの葬儀を13日に行った歌手のASKA(58)が一夜明けた14日、福岡県大野城市の実家前で報道陣の取材に応じ「強く、温かい母でした」としのんだ。最愛のエイコさんのために「やれることは全てやれたと思う」と語り、穏やかな表情も見せた。これまで「訳あって福岡から離れることができない」としていたが、この日の昼ごろには「アルバム制作の打ち合わせに行ってきます」と明るい声を残して家を出た。

 グレーのコートを羽織ったASKAは実家の前で、報道陣に「皆さん、母のためにありがとうございます」と礼を述べた。その後「ウオーキングに行ってきます」とうつむいて歩き始めたが、最愛の母親の葬儀を終えた心境を聞かれると、顔を上げて「すっきりとしてますよ。やれることは全てやれたと思うので」とはっきりした口調で語った。

 昨年夏以降、長年がんで闘病していたエイコさんの「1カ月に1度は帰ってきて、顔を見せて」という気持ちに応えるため、福岡に何度も帰省。昨年11月に覚せい剤取締法違反(使用)容疑で逮捕され不起訴となり、12月に釈放された後には実家に戻って、母のそばで過ごしていた。

 ASKAがスターになった後も、愛情あふれる母親だからこそ、厳しく叱ることもあったエイコさん。「どのようなお母さんだったのか」という記者の質問に「強く、温かい母でした」とかみしめるように話した。最期の様子や、どんな言葉を掛けたかなどの質問には答えなかったが、「お別れはきちんとできたか」には、大きな声で「できました」と答えた。

 ウオーキングを終えて支度を済ませたASKAはその後、「アルバムの打ち合わせに行ってきます」と言って、タクシーで出発。13日のブログには「明日(14日)は、早速、写真撮影です。熊本県に移動です」とつづっていた。6日のブログでは「訳あって、僕が福岡から離れることができませんので、なかなか、ジャケットが進められないのです」としていたが、その理由はエイコさんの看病だったのか。今後は「2月中にはリリースしたい」としているアルバム制作に動きだすとみられる。

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