ベルばら 大相撲と異色コラボ!結びの一番に連日懸賞旗登場

[ 2017年1月7日 06:10 ]

懸賞旗用に描かれた、人気少女漫画「ベルサイユのばら」のオスカル?池田理代子プロダクション/集英社
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 少女漫画の名作「ベルサイユのばら」(集英社)が、8日に東京・両国国技館で初日を迎える大相撲初場所で懸賞旗となって登場する。15日間、連日結びの一番に2本出る。

 原作者の池田理代子さんが人気キャラクター、オスカルを描いた1本と、タイトルの略称「ベルばら」と書いた1本。懸賞旗は1本6万2000円(税込み)の懸賞が懸けられるため、1日2本の15日間で計186万円となる計算だ。

 漫画キャラクターの懸賞旗は、集英社では14年九州場所で「週刊少年ジャンプ」に連載中の高校相撲漫画「火ノ丸相撲」で出して以来2度目。担当者は「漫画の懸賞旗自体珍しく、少女漫画となると過去に例がないかもしれない。大相撲と少女漫画の組み合わせは一見異色ですが、ベルばらの重厚な世界観は、格式ある大相撲にマッチすると考えました」と話している。

 ベルばらは1972〜73年に「週刊マーガレット」で連載されて大ヒット。2013年4月、40年ぶりに連載を再開して話題を呼んでいる。

 今回の懸賞旗は、25日に単行本13巻を発売することを記念したもの。担当者は「国技館に足を運ぶ女性が増えているようですが、かつてのベルばらファンも多いと感じている。今は漫画を離れてしまった人たちに、新作の存在を知ってほしい」と期待しいる。

 ▽ベルサイユのばら 舞台は18世紀後半、フランス革命に揺れるパリ。王妃マリー・アントワネットと、彼女に仕える男装の麗人オスカルらの人生を史実を交えて描いた歴史ロマン。宝塚歌劇団によって舞台化もされ社会現象となった。現在「マーガレット」で不定期連載中の「エピソード編」は、本編で描き切れなかった物語が描かれている。シリーズ発行部数は累計2000万部。

【主な異色懸賞旗】

 ▼たむらけんじ(2010年春場所)「炭火焼肉たむら」として、オーナーでピン芸人のたむらけんじが大関・魁皇(現浅香山親方)の取組に5日間で計5本を出した。懸賞旗には「炭火焼肉たむら」の文字。以前から親交が深く提供を決めた。

 ▼ポール・マッカートニー(2013年九州場所)公演で来日中の5日目に観戦して懸賞に興味を持ち、急きょ終盤戦3日間で計15本提供することを決め、相撲協会も特例として認めた。該当取組では館内で「ポール・マッカートニー、NEW発売中」と5回、連呼され会場は盛り上がった。

 ▼JRA(2016年夏場所)この年の日本ダービーをPRするため初めて懸賞を出した。毎日結びの一番に4本で計60本。館内に「競馬の横綱決定戦」とアナウンス。懸賞旗の各1枚に「日」「本」「ダー」「ビー」とデザインされた。

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