古川雄大 ロミオ役再び「期待を上回るように」、意欲あふれる一年誓う

[ 2017年1月5日 08:05 ]

ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」でロミオを演じる古川雄大(Photo by Leslie Kee)
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 ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」(15日〜2月14日=東京・TBS赤坂ACTシアター)でロミオを演じる俳優の古川雄大(29)が作品に懸ける思いを語った。2013年の小池修一郎氏演出の同作品に続き2度目のロミオ役を務める。

 古川はこれまで「ミュージカル テニスの王子様」を皮切りに「エリザベート」「レディ・ベス」などで主要な役柄を務め、4年ぶりの上演となる今作には「成長した姿を見せるという思い。期待を上回るよう見る方が感じていただけたら」と語り、注目ポイントに「いっぱいありますけど、ジャズ、ヒップホップ、コンテンポラリーの3人の振付師によるダンスが魅力的」と挙げている。

 演出も前作から一新される。その中身は幕が開けてからのお楽しみとなるが、古川は「小池先生も容赦なく追求して、ダンスと芝居がまざり合っていい世界観になってきた」と稽古が進むにつれ、熟成の手応えを感じている。

 シェイクスピア原作、敵対する家に生まれたロミオとジュリエットの悲恋を描く、世界中で上演されてきた名作。ロミオ役は大野拓朗(28)とダブルキャストで演じる。12年の「エリザベート」以来の共演となるが「歌のトレーニングをしていたと聞いたし、意欲というか、負けてられない。経験積んだのを感じるし、いいライバル、仲間としていられてすごくうれしい」と高めあう存在だ。

 また、ジュリエット役は乃木坂46・生田絵梨花(19)と木下晴香(17)のダブルキャスト。フレッシュな2人だが古川は「生田さんはしっかりしていて、経験の豊富さを感じる。木下さんは芯の強さを感じる」とレベルの高さを語った。稽古を進めるにつれて「(ロミオ、ジュリエット)4人で気遣いを取っ払って話したいなと思ったりしている」とも。

 17年は「ロミオ&ジュリエット」の後、「レディ・ベス」(10〜11月、帝国劇場)出演も控えているが「(今は)初めのロミジュリに懸けている」と熱い思いを披露した。さらに「去年はすごく吸収できた自覚があった。素直にいいと思える部分や、アドバイスを受け入れる意欲、姿勢をあらためて、また意欲あふれる一年になったらいい」とどこまでも前を見据えている。

 大阪公演は2月22日〜3月5日、梅田芸術劇場。

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