「アッポー」の次はアップル!?iPhone芸人・かじがや卓哉に注目

[ 2017年1月4日 07:40 ]

両手にiPhoneを持ち笑顔のかじがや卓哉
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 2017年ブレークしそうな芸人で注目を集めるのが吉本興業の“iPhoneかじがや”ことかじがや卓哉(34)。アップル社のiPhoneに詳しすぎる芸人として昨年、テレビ朝日系「アメトーーク!」などに出演。昨年はピコ太郎の「ペンパイナッポーアッポーペン」が大ヒットしたが、今年は違う“アッポー”が大活躍する!?

 “アッポー”のことなら負けていられない。かじがやは、アップル社の故スティーブ・ジョブズ氏も顔負けの知識を持つiPhone芸人。「機能で分からないことはない」と豪語し、昨年12月には初の著書「iPhone初心者 今日から役立つ100のネタ」を出版した。

 最初の出合いはiPodだった。「小さい本体に1000曲以上の音楽が入ることや、スタイリッシュなデザインに感動した」。そのことで“アッポー”の追っかけになった。特にiPhoneは、日本で初めて発売された08年から購入。新作の発売日には先輩芸人らの機種変更や取り扱いの説明に時間を割き、「本体の予約よりもかじがやの予約の方が難しい」と言われている。

 元々は年収3000万円が見込める税理士を目指した。1日20時間の勉強を7年間続け、資格は取ったが、気付けば周りの友達がゼロに…。「合格を報告する友達がいなくて、友達のいない税理士より芸人の方が面白そうだった」と、08年に吉本の芸人養成所NSCに入所した変わり種だ。

 舞台では「桃太郎が鬼退治をして財宝を手に入れた後の節税対策」など税理士ならではのネタを披露。「“面白い!”も“へ〜”も人を楽しませる点では同じ」と、笑いよりも情報提供に重きを置いている。

 「情報番組を持ちたい」と話し、YouTubeに自分の知識を披露する動画をアップし続けている。目標は文化人枠の池上彰氏や林修氏の先生路線。人気歌手ジャスティン・ビーバーがツイッターで紹介したことにより大ブレークしたピコ太郎に続くことができるか、元祖アッポーに注目が集まる。

 ◆かじがや 卓哉(かじがや・たくや)1982年(昭57)10月8日生まれ、神奈川県伊勢原市出身の34歳。NSC東京14期生。自身の税理士事務所を持ち、業界内外から節税対策などの相談にも乗っている。芸人仲間と「よしもとiPhone同好会」を立ち上げ、代表を務めている。

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