「みなさんのおかげ」長澤まさみが仕掛け人に!全落SP5日放送、制作陣が語るバレない秘策

[ 2017年1月4日 09:00 ]

(左から)とんねるず木梨憲武、スペシャルゲストの長澤まさみ、とんねるず石橋貴明(C)フジテレビ
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 フジテレビの長寿バラエティー番組「とんねるずのみなさんのおかげでした」(木曜後9・00)は5日の新春スペシャルで、落とし穴に落ちる姿を競う人気企画「全落芦ノ湖クラシック」を放送する。優勝経験のあるカンニング竹山(45)を筆頭に、よゐこの有野晋哉(44)と濱口優(44)、平野ノラ(38)、バイきんぐ小峠英二(40)、神奈月(51)ら人気芸人たちが多数参戦、大会を盛り上げる。女優の長澤まさみ(29)もスペシャルゲストとして登場。仕掛け人も務め、出場者の穴落ちを好アシストした。大会は今回で13回目。出演者に怪しまれないための準備は、これまで以上に綿密に練り上げられたものになっている。太田一平ゼネラルプロデューサーに大会の見どころと、ドッキリがバレないための秘策を聞いた。

◆ブレーク芸人も出演、平野ノラ“命より大切”携帯電話が…

 ――全落と水落合わせて第13回大会で芦ノ湖では3回目。出場者を教えてください。

「11組参加します。カンニング竹山さんらおなじみメンバー以外では平野ノラさん、ANZEN漫才みやぞんさんら初出場の方が多いです。第1回以降大会から遠ざかっていたペナルティのワッキーさんも6年ぶりに挑戦します」

 ――初参戦組には昨年ブレークした芸人が名を連ねました。

「“バブル芸人”の平野ノラさんは持ちネタ『シモシモ〜』で見事に見せ場をつくってくれました。収録が終わってからすぐに別のイベントに出演するタイトなスケジュール。穴に落ちたときに“命より大事な”携帯電話に何かあったらいけないと、スタッフ含めて細心の注意を払いました」

 ――豪華俳優陣も参加していると話題になっています。

「高嶋政宏さんと小池徹平さんに参加してもらいました。スペシャルゲストの長澤まさみさんが、高嶋さんと小池さんの出演時に仕掛け人として活躍します。高嶋さんと長澤さんは事務所の先輩後輩の関係。本番での下剋上的な構図をお楽しみください」

 ――人気コーナーになったことで出演者にバレるリスクも高まりました。ドッキリを仕掛ける側としてどんな苦労がありましたか?

「まずは自然との闘いでした。12月上旬に収録をしたのですが、ここまで寒い時期に収録したことがなかった。寒さ対策が難航しましたが、ロケ地である箱根園さんの温かいバックアップのおかげで、問題も解消されました。細かな課題は山積でしたが、一つだけプラス材料があった。冬は芝が枯れるので、これまでよりも落とし穴を隠す芝との境目が分かりずらくなっています。ダミーの芝が非常に高いクオリティーになりました」

◆出演者周りのスタッフも奮闘、性格熟知したマネジャーから逆提案も

 ――ロケ地のサポート含めて、出演者のマネジャーやスタッフら仕掛ける側は総力戦ですね。

「フジテレビの別番組に携わる人たちも協力してくれました。架空のコーナーを設けたり、ウソの台本を作って本番収録に向けて完璧な“だまし”を手伝ってくれた。また、マネジャーさんを中心に出演者を取り巻くスタッフさんの奮闘も嬉しかった。マネジャーさんから『こういう風に物事を考える人間ですので、この展開はバレやすいです』など、逆提案を受けることもありました。具体例を挙げますと、高嶋さんは箱根にある料理店にチャーハンを食べに行くというウソ台本をつくりました。するとマネジャーさんに『高嶋がインターネットで店の情報を調べる可能性があります。実際にある店なのでしょうか』と聞かれました。責任感が強く、仕事前に準備を完璧にするという高嶋さんのキャラクターを熟知したマネジャーさんならではの提案でした。協力してくださった皆さんに感謝したいです」

 ――マネジャーやスタッフの協力が大きかった。

「現場では出演者が落ちたときのリアクションを見るのが楽しみなのですが、同時にスタッフの方々の顔を見るのも楽しみで。皆さん満面の笑みを見せてくださる。一緒にドッキリを仕込んできた一体感と達成感があります。マネジャーさんの中には“なんで言わないんだよ!”と穴に落ちた出演者に怒られる可能性もあるのに協力してくださった。その心意気が嬉しいです」

 ――みなさんのおかげでしたファンへのメッセージをお願いします。

「私もこの仕事に携わる前からとんねるずさんの番組をずっと見てきました。予定不調和といいますか、これから何が起こるのだろうというドキドキ感が番組の魅力だと思う。コンプライアンスなど作り手側には厳しい時代かもしれませんが、そんな中でもドキドキ感のある楽しい番組がつくれるように頑張りたいです」

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