「勇者ヨシヒコ」“ロス”も続出 支持集めた豪華ゲスト&攻めのパロディー

[ 2017年1月3日 11:45 ]

今作も視聴者から熱い支持を受けたテレビ東京ドラマ24「勇者ヨシヒコと導かれし七人」(左から)福田雄一氏、佐藤二朗、ムロツヨシ、山田孝之、木南晴夏、宅麻伸
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 話題作ぞろいだった2016年10月期のドラマ。TBS「逃げるは恥だが役に立つ」の“恋ダンス”は一大ブームを巻き起こし、人気シリーズのテレビ朝日「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」は全11話の平均視聴率が21・5%を記録。昨年の民放連ドラ1位に輝いた。そうした中、視聴者から熱い支持を集めた深夜ドラマがある。テレビ東京で放送されたドラマ24「勇者ヨシヒコと導かれし七人」だ。

 「勇者ヨシヒコと魔王の城」(2011年放送)、「勇者ヨシヒコと悪霊の鍵」(12年放送)に続くシリーズ第3弾。今作も深夜ドラマの鬼才・福田雄一氏(48)が脚本・監督を担当し、主演の山田孝之(33)をはじめ、木南晴夏(31)ムロツヨシ(40)宅麻伸(60)佐藤二朗(47)らレギュラーキャスト陣が安定したコミカルな演技で“深夜の低予算冒険活劇”を盛り上げた。

 前2作同様に人気に拍車をかけたのが、各回に登場する豪華ゲスト。第1話(10月7日放送)から人気若手俳優の菅田将暉(23)が出演すると、第2話(同14日放送)には歌舞伎役者の片岡愛之助(44)が予想外の役どころで登場。その後も柳楽優弥(26)中川翔子(31)蛭子能収(69)らの個性的キャストが“予告なし”で現れ、物語が終盤に差し掛かった第10話(12月9日放送)にもタレントの小堺一機(60)が出演。最終回(同23日放送)では“魔王”の声を大物俳優の堤真一(52)が担当し、視聴者を驚かせた。

 豪華ゲストに加え、“攻めの姿勢”を貫いた完成度の高いパロディーも支持された要因の一つ。人気ゲームシリーズの「ファイナルファンタジー(FF)」や、「au」「ソフトバンク」といった人気CMもパロディーに。ヨシヒコ(山田孝之)一行が“ダシュウ村”という村にたどり着き、人気グループTOKIOに似た5人組に出会うというストーリーだった第5話(11月4日)は、放送直後に話題沸騰となった。

 最終回の放送終了後から「ヨシヒコ最終回つらすぎる」「また続編をやってほしい」などの声がネット上で続出。「ヨシヒコもうやらないのか…」「ヨシヒコ最終回…受け入れられない」といった声も多く、逃げ恥ロスならぬ“ヨシヒコロス”が広がっている。

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2017年1月3日のニュース