読売テレビ退社の清水健アナ「基金の活動に専念」政界進出は否定

[ 2016年12月27日 06:23 ]

 来年1月末に読売テレビを退社することが明らかになった清水健アナウンサー(40)が26日、大阪市内の同局で会見に応じ、がん撲滅などを助成するために自身が立ち上げた「基金の活動に専念したい」と明かした。

 現在、メインキャスターとして出演する「かんさい情報ネットten.」(月〜金曜後4・47)は直前の1月27日を最後に降板する。この日は番組の最後に視聴者に「報告があります」と切り出し、「妻の三回忌を前に、がんの撲滅や入院施設を支援する活動に専念させていただくことになりました」と涙をこらえながら視聴者に頭を下げた。

 清水アナは昨年2月、愛妻・奈緒さんを乳がんで亡くしており、2歳の長男を抱える。一方で、がん患者やその家族に向けた講演会を毎週末のようにこなし、4月には「一般社団法人清水健基金」を立ち上げ多忙を極めている。体調面でも「正直ふらふら」と話し、9月から約20キロも体重が落ちていたことも明かした。

 退職に関しては10月ごろから何度も悩んだといい「息子の前で本気で笑っていない自分がいた。ten.は僕の全て。妻もあの番組に出ている僕が好きだったので、怒っているかも」とハンカチを目に当てた。

 また、これまでにも政界進出を伝えられたことがあり、来秋に控える生まれ故郷・堺市長選への出馬の可能性を聞かれたが「基金とは全く関係ないです。もうしんどいです」と否定した。

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2016年12月27日のニュース