ジョージ・マイケルさん急死…53歳 早すぎるラスト・クリスマス

[ 2016年12月27日 05:30 ]

12年、ロンドン五輪の閉会式に登場したジョージ・マイケル
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 1980年代にポップデュオ「ワム!」で活躍し「ケアレス・ウィスパー」「ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ」などのヒット曲で知られる、英人気歌手ジョージ・マイケルさんが25日、英南部オックスフォードシャー州の自宅で死去した。53歳。警察によると救急隊が自宅で死亡を確認、不審な状況はないという。地元メディアは「マネジャーが死因は心不全と述べた」と報じた。

 世界中で、ワム!の代表曲「ラスト・クリスマス」が流れる中での訃報。アーティスト仲間やファンも深い悲しみに包まれた。81年に同級生だったアンドリュー・リッジリー(53)と「ワム!」としてデビュー。甘いマスクと歌唱力で日本でも人気が高まり、2人はカセットテープのCMにも出演したほか、郷ひろみ(61)と、西城秀樹(61)が「ケアレス−−」の日本語カバー曲をヒットさせた。85年には世界ツアーを日本からスタート。翌86年に「全てをやり尽くした」とワム!を突然、解散した。

 ソロ歌手となり発表した最初のアルバム「フェイス」(87年)は全世界で大ヒットし2500万枚超を記録。生涯で売り上げたアルバムは、1億枚以上となった。

 レコード会社とのトラブルで90年代に入ると創作活動から遠ざかった。ゲイであることを公言、薬物所持などで何度か逮捕され、服役したこともある。共同電によると、広報担当者は「自宅で安らかに亡くなった」としている。来年3月には自身のドキュメンタリーが公開される予定になっていた。

 ◆ジョージ・マイケル 本名ヨルゴス・キリアコス・パナイオトゥー。1963年6月25日にロンドン郊外で、ギリシャ系キプロス人の家庭に生まれた。82年に「ワム・ラップ!」でデビュー。86年にワム!を解散し、ソロ活動を開始。米国で最も成功した英国人アーティストの一人に数えられる。

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