杏、帰ってしまう観客に「まだ終わってない!」と言えず 続きがあるのに…

[ 2016年12月26日 12:10 ]

映画「オケ老人」お正月ロングラン上映決定!御礼イベントに出席した杏
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 女優の杏(30)が26日、都内で行われた映画「オケ老人」(監督細川徹)のお正月ロングラン上映決定!御礼イベントに、俳優の小松政夫(74)、石倉三郎(70)、細川監督(45)とともに出席した。

 同作は、昔は伝統ある楽団だったが、今やすっかりお年寄りばかりのダメダメなアマチュアオーケストラになってしまった「梅が岡交響楽団(通称・梅響)」に間違って入団してしまった高校教師の小山千鶴(杏)が、楽団メンバーとともに名門復活へ奮闘する姿を描く。

 実際に新宿の映画館に足を運んで同作を見たという杏は、「公開翌週に行きました。前日の夜に予約したんですけど、そのあともどんどん埋まっていって、満席状態で見ることになりました」と嬉しそうに語り、「今までで1番白髪率の多い客席で(笑)、年齢層も、最近なかなか映画館に行っていなかったんじゃないかなという方も見てくださっているんだなと感じました」と年齢層の高さに驚いたことを告白。さらに、「エンドロールの後も続きがあるのに、そこでパッと立っちゃう方もいらっしゃって、呼び止めようと思ったんですけど、『まだ終わってない!』と声を上げるのも恥ずかしいなと思ってグッと堪えました」とエピソードを明かした。

 またMCが、同作で指揮とバイオリンに挑戦した杏に感想を求めると、横から小松が「1曲弾けるようになったらしいですよ」とコメントし、石倉も「杏ちゃんの指揮を見ていて、俺に振ってくれて入ると見事に合うんです」と割って入ると、監督から「杏ちゃんが喋ってもいいですか(笑)」とツッコミが入って会場を沸かせる一幕も。そんなメンバーらに対して指揮棒を振った感想について杏は「皆さんと向かい合わせになるので、みんなの顔が見られるのが最高に面白いポイントでもありました。今の(やりとり)を見ていたら現場を思い出しました」と笑顔を見せた。

 最後に、年末も押し迫ったことから、今年1年の感想を聞かれた杏は「今年はすごく盛りだくさんな1年で、こうして初主演の映画が公開されたこともあり、プライベートでも(今年5月に双子の女児を出産など)いろんな変化があった1年だったので、あっという間のような、すごく長かったような、そんな不思議な1年でした」と吐露した。

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2016年12月26日のニュース