広田亮平&浦上晟周 「真田丸」父・幸村&信之への思い語る

[ 2016年12月17日 18:35 ]

ステージの上で記念撮影する(前列左から)長野里美、広田亮平、浦上晟周(後列左から)大野泰広、高木渉、中原丈雄、小栗さくら(C)NHK
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 NHK大河ドラマ「真田丸」(日曜後8・00)の最終回(18日)を前に、真田家発祥の地・長野県上田市で開催中の6日間連続トークショー「『真田丸』トーク!トーク!トーク〜毎日ライブin信州上田」の最終日イベントが17日、行われた。

 最終日の第2部は「真田家・次の世代を語る夕べ」というテーマで、幸村に最後まで従った重臣・高梨内記役の中原丈雄(65)、真田信之の妻・こう役の長野里美(55)、幸村の姉の夫で真田家臣・小山田茂誠役の高木渉(50)、信之の長男で大坂の陣に出陣した真田信吉役の広田亮平(20)、幸村の嫡男で父とともに徳川と戦った真田大助役の浦上晟周(17)の5人が登壇した。

 トークショーは、真田家の次世代を担う若武者たちを演じた広田と浦上を中心にスタート。大助の後見人・指導役の内記を演じた中原は大助について「清々しく純粋な顔をした若者で、どう転んでも生き抜くという、昌幸も貫いた真田の生き方を引き継ぎ、成長していった」と評価。

 同じように信吉の後見人となった茂誠役の高木は「信吉は正室の子ではないながらも嫡男になるという複雑な立場だったので、茂誠と矢沢三十郎の2人で後見を務め、しっかりと責任感・自覚をつけさせる思いだった。演技中も三十郎とアイコンタクトをしていた。」と明かした。

 その信吉の母であるおこうを演じた長野も「信吉は奥ゆかしく、書が好きで争いが嫌いな優しい子だけど、嫡男としてしっかりするよう言い聞かせた。家族を守り、愛を注ぐ優しい人がいずれは上に立つ世になっていくという思いで演じた。」と母の思いを披露。舞台の上で「愛息」の写真を撮影する溺愛ぶりも見せた。

 2人の親である幸村・信之兄弟についても話題は展開。浦上は幸村について「大坂冬の陣のあと、戦意をなくしてしまった父の所に牢人衆が集い、再起を促すシーンが印象的だった。父の凄さを知らずに育った大助にとって、相当誇らしい思いだったと感じる」と振り返った。一方、信之については「信之が劇中で着た鎧は緑色と紺色だったが、実は信吉が緑色の鎧を、弟の信政は紺色の鎧を着ている。真田の家をどうあっても守るという父の意思を、2人の兄弟で等しく分かち合っていたのだろう」と、ドラマの中で語られなかった設定を明かした。

 最後に18日の最終回について、広田は「最終回は寂しいけれど、真田の血を受け継ぐ信吉たちの成長も見られるので、楽しみにしていてほしい」と語り、浦上も「歴史の一部に自分が参加できたという思い。いまに繋がる真田の物語、最終回の後もその続きを想像して見て下さい」と、温かな空気に包まれたトークショーを締めくくった。

 「真田丸」最終回は、あす18日にBSプレミアムで午後6時から、総合で午後8時から55分の拡大バージョンで放送される。

 連日のトークショーイベントはダイジェスト動画を公式サイトで配信中。

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