映画「家族はつらいよ」 中国でリメーク、山田監督が北京で交流

[ 2016年12月15日 20:02 ]

 山田洋次監督の映画「家族はつらいよ」が中国でリメークされることが決まり、山田監督が15日、北京市内の撮影現場を訪れ、中国人スタッフらと交流した。監督は「日本と中国はもっと仲良くできる。そのために少しでも映画が役に立てばうれしい」と話した。

 「家族はつらいよ」は山田監督が「男はつらいよ」の最終作から約20年ぶりに手掛けた喜劇で、日本では3月公開。中国では6月に行われた上海国際映画祭で上映され、旧知の中国人プロデューサーとリメーク案を話し合い、8月に制作が正式に決まった。

 この日は撮影最終日で、駆け付けた山田監督は「すごいスピードで作品がつくられた。中国映画業界の勢いを感じる」と話した。

 作品は3世代の家族が「おれおれ詐欺」や「熟年離婚」などの問題に直面するドタバタ劇で、舞台を日本から北京市内に移しただけで、脚本はほとんど同じだという。中国語で「やっかいな家族」と名付けられた作品は来年4月公開予定。

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2016年12月15日のニュース