「真田丸」迫田孝也&高木渉&大野泰広 “真田カローズ”がトークショー

[ 2016年12月11日 19:17 ]

トークショーを行った“真田カローズ”(左から)迫田孝也、高木渉、大野泰広
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 11日、大河ドラマ「真田丸」関連の群馬県内ラストイベント「2016ファイナル・トークショーin 上州真田~岩櫃より愛をこめて~」が、東吾妻町コンベンションホールで行われた。

 東吾妻町の岩櫃城は、ドラマ序盤に真田家の主君だった武田勝頼(平岳大)が、織田との戦いの末、甲斐を追われた際に、真田昌幸(草刈正雄)の進言によって、一度は落ちのびようと決めた要害の城。

 元々、武田家の上州攻略を担っていた真田幸隆(昌幸の父)の代から、岩櫃には真田家が城主として入城。沼田攻略と、吾妻統治の中心的役割を担った城。

 「真田丸」オープニング映像にも、岩櫃城と見まがう峻(しゅん)険な山城が、左官・挟土秀平さんによる題字と、力強いコントラストを浮き上がらせていた。撮影地となった米子瀑布(ばくふ)と岩櫃城には、たくさんの「真田丸」ファンが足を運んだことがニュースになったのは記憶に新しい。

 このファイナル・トークショーの最初を飾るゲストは、「真田丸」の題字を描き、オープニング映像にも、自ら「真田丸」出演者をイメージした壁をオリジナルで制作した挟土さん。題字制作にかけた思いとしては、「迷わず、勇気をもって大胆に書こうと考えていた」と答えた。

 赤土に真田丸と書いたのは、真田と言えば赤しかないと感じたからで、「題字を書く本番当日、一回であの字が書けたのは、今思うと広島カープより先に、私の方が“神ってた”からだと思います」と会場を沸かせた。「真田丸」の仕事を終えてからは様々な仕事が来るようになり、職人仲間から「挟土さんは、何屋さんなのよ?」と不思議がられているという。

 その後行われた迫田孝也(39)高木渉(50)大野泰広(40)による“真田カローズ”のトークショーと握手会では、アイドルグループのファンイベントを思わせる黄色い声がこだました。

 トークショーの前には岩櫃城下にある「潜龍院跡」を訪ねた。この地は勝頼公を岩櫃に迎えるために造られた館跡。「真田丸」の1年にわたる航海が、勝頼公を岩櫃に連れて行くために、奔走する話から始まったことを、語り合ってきた真田カローズ。小山田茂誠役の高木は「勝頼公を拒絶した私が岩櫃に来てスミマセン」と自虐トークを展開した。

 初回最初のセリフを割り当てられ、堺雅人(43)相手に演じた矢澤三十郎頼幸役の迫田は、「1年前のファーストイベント、『真田丸』の初回放送を皆で見ようというパブリックビューイングにサプライズゲストとして参加、観客席に座って一緒になって見ていたら、最初のあいさつで町長さんが、『本日はサプライズゲストとして、矢澤三十郎役の迫田孝也さんもお越し頂いています』とネタをバラされて、『どうすりゃいいんだ?』とたじろぎました。しかし、以来ハートが強くなりました」と面白エピソードを披露した。

 河原綱家役の大野には、迫田、高木から「綱さん、あなたは『真田丸』序盤、一体どこにいたの?」と核心をつかれ「映ってなかったかもしれないですが、真田家の内勤で事務仕事してたのですよ!」ととぼけてみせた。

 群馬県での「真田丸」ファイナルイベントは、手慣れた真田カローズのなめらかなトークで、終始笑いに包まれて終了した。

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