佐々木蔵之介 1万人に感極まり「人のエネルギーを体感でき、本当に幸せ」

[ 2016年12月4日 21:11 ]

大阪城ホールで1万人を前に朗読する佐々木蔵之介
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 俳優・佐々木蔵之介(48)が4日、大阪城ホール(大阪市中央区)で開かれた「サントリー1万人の第九」(スポニチ後援)に出演し、第九の第4楽章で合唱されるシラーの詩の日本語訳「歓喜に寄せて」を朗読した。

 初の音楽イベントでの大役。2009年の大晦日に格闘技イベント「ダイナマイト!!~勇気のチカラ~」でリングアナを務めて以来という畑違いの大舞台に、「周りが見えない。ダイナマイト!!の1万倍のパワーが要った」と苦笑いした。1万人の大合唱にも感極まり、「人のエネルギーを体感でき、本当に幸せ」と興奮気味に語った。

 歴代朗読者3人は仲間由紀恵ら全員女優だった。司会の羽鳥慎一(45)から「かっこよく、パワフルな朗読が胸に響いた。来年も男性がいいかも」と言われ、「ほかの役者さんにやられてもなあ…。(僕を)よろしくお願いします!」と関係者に直訴。総監督・指揮を務める佐渡裕氏(55)も「素晴らしい朗読で言葉が深く届いた」と佐々木を絶賛したが、「ずっと男性になるのは寂しい…女神にも出てほしい」と本音を吐露して、笑わせた。

 10月に死去した佐々木の父で佐々木酒造会長の勝也さんは生前、佐々木が本イベントの朗読者に決まったことを病床で喜んだという。「病室で看護師さんにも“息子が朗読やるんや”と話していた」と佐々木。「残念ながら今日は見てもらえなかったが、(天国で)聞いて喜んでいると思う。きっと(父に)届いている」としみじみ語った。

 この日の模様は12月23日午後1時55分から、MBS系「1万人の第九~発見!理由(わけ)ありクラシック」で放送。

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2016年12月4日のニュース