京都に人気歌舞伎俳優が勢ぞろい 歌舞練場で顔見世初日

[ 2016年11月30日 11:08 ]

 東西の歌舞伎俳優が勢ぞろいし、古都に年の瀬の訪れを告げる「吉例顔見世興行」が30日、京都市中京区の先斗町歌舞練場で初日を迎えた。千秋楽は12月25日。

 例年、南座で開かれているが、今年は耐震工事に向け休館中のため、歌舞練場に会場を移した。顔見世では初の3部制。南座よりも間近に見られることから、着物姿の女性らが詰め掛け、客席は大入り。花道から役者が登場するたびに、大きな拍手が上がった。

 「実盛物語」で片岡愛之助が主役で登場。「道行旅路の嫁入」では、五代目中村雀右衛門が襲名披露の口上を述べる。

 南座によると、顔見世興行は劇場と役者が年間契約していた江戸時代に、役者陣を披露するために始まったとされる。

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2016年11月30日のニュース