京都でも風物詩 南座まねき上げ…公演は先斗町歌舞練場で実施

[ 2016年11月26日 05:30 ]

京都・先斗町歌舞練場前で「吉例顔見世興行」の看板を囲む舞妓たち
Photo By 共同

 古都に年の瀬を告げる歌舞伎公演「吉例顔見世興行」を前に、大入りを願って役者の名前を書き入れた看板を劇場正面に掲げる「まねき上げ」が25日、京都市東山区の南座で行われた。

 例年の会場となっている南座が耐震改修に向け休館中のため、公演は先斗町歌舞練場(同市中京区)で実施する。この日は、南座で看板を掲げた後、関係者が歌舞練場に移動。舞妓(まいこ)らが出迎える中、興行名を書いた看板が、歌舞練場正面にゆっくりつり上げられ、南座と合わせて計約40枚の看板が掲げられた。

 顔見世は初の3部制で、30日から12月25日まで。五代目中村雀右衛門(61)の襲名披露に当たり、いずれも人間国宝の坂田藤十郎(84)や片岡仁左衛門(72)ら人気役者が出演する。

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