フジ社長 「鬼平」ファイナル中村吉右衛門に「感謝の気持ち以上のものがある」

[ 2016年11月25日 22:28 ]

 フジテレビの亀山千広社長(60)が25日、東京・台場の同局で定例会見を行い、12月2日の放送で28年のシリーズに幕を下ろす人気時代劇「鬼平犯科帳」で主演を務めた歌舞伎役者の中村吉右衛門(72)に感謝した。

 吉右衛門の主演バージョンは1989年7月にシリーズがスタートして以来、今回で150作目。「鬼平犯科帳 THEFINAL」(12月2日、後9・00に前編、3日、後9・00に後編放送)でフィナーレを迎える。コメントを求められた亀山社長は「吉右衛門さんは大御所の大役者さん。普通の俳優さんではない方が28年間、歌舞伎の舞台の合間に、鬼平に没頭してくれたことに感謝したい。テレビを愛してくれていたこと、鬼平という役に没頭するのは歌舞伎役者の血があるんだろうと思う。感謝の気持ち以上のものがある」と述べた。

 「鬼平という役が自分にどうあるべきか、鬼平が年をとってはダメだと。そういう意味でもいいところでフィナーレを迎えたいと思っていたと聞いた時は役者魂だなと思う。残念ながらここでフィナーレを迎えてしまうが、鬼平は時代劇という括りでは語れない。感慨もひとしおです」と語った。

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2016年11月25日のニュース