レノンの手紙に330万円 ポールに怒りあらわ「目を覚ませ」

[ 2016年11月22日 11:59 ]

 ビートルズの元メンバーのジョン・レノン(故人)が生前、ポール・マッカートニー夫妻に対して怒りをぶちまけた手紙の下書きが21日までに、米東部ボストンで競売にかけられ、約2万9800ドル(約330万円)で落札された。

 手紙は便箋2枚にタイプで打たれ、一部に手書きで推敲した跡がある。署名はなく、1971年ごろに書かれた。ビートルズは70年に事実上解散した。

 マッカートニーの当時の妻リンダさんが、公に発表しないままビートルズから脱退する考えを伝えたレノンを批判し、レノンがこれに反論した手紙とみられる。

 レノンは手紙でオノ・ヨーコさんとの結婚後、2人に対するマッカートニーらの対応がひどいなどと非難。「現在の芸術の大半はビートルズのおかげで生まれたと本気で考えているのか。ポール、君がそこまでおかしいとは思わない。目を覚ませ」などと強い口調でつづられている。

 AP通信によると、手紙は米テキサス州のコレクターが落札した。

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2016年11月22日のニュース