宝塚・早霧せいなが退団会見 咲妃みゆとのダブル退団に「いい記念日になった」

[ 2016年11月22日 12:27 ]

来年7月23日での退団を報告する宝塚歌劇団雪組トップスター早霧せいな 
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 来年7月23日での退団を発表した宝塚歌劇団雪組トップスター早霧(さぎり)せいなが22日、大阪市内のホテルで会見した。

 トップに就任した14年9月から「いつかこういう(退団の)日が来る」と覚悟していたという早霧は、今年の2月「るろうに剣心」の大劇場公演が終わった直後に、相手役の咲妃(さきひ)みゆに退団の意向を伝えた。咲妃も「一緒に退団したい」と即答したという。

 この日は奇しくも「いい夫婦」の日。劇団きっての“トップコンビ”2人が同時に退団を発表したことに「ねらったワケではないし、それは偶然。でもいい記念日になりました」と笑った。

 一番の思い出は、トップお披露目の舞台に立つ直前。14年10月、劇団100周年に行われた「大運動会」。「小さいころから体育祭が大好きで、劇団にとっても10年に一度のビッグイベント。自分も爆発した日だったし、忘れられない日になった」と明かした。

 今後については「宝塚の男役にあこがれ今があるので、その先を考えて走ってはいないので、もっと自分に向き合ってじっくり考えたい。ファンの皆さんが快く背中を押してくれるような次のスタートが切れたら。まだまだ宝塚の男役に夢中でいたい。(先は)クエスチョンで」と名言しなかった。結婚についても「女性として憧れだと思うけど、私はその前に男役にあこがれ、この道一本できたので、結婚に目を向けたいけど、目を向けたところでそこに誰もいない(笑)。いずれ、忘れ去られたころにしたいなあ」と笑わせた。

 早霧と咲妃は兵庫・宝塚大劇場でのお披露目公演「ルパン三世」からこれまで4作品、全日程で稼働率100%を超える人気コンビ。劇団によると、これは史上初の快挙で、小川友次理事長も「最高の雪組を作ってくれている」と最上級の賛辞を送った。

 サヨナラ公演は来年4月21日に宝塚で開幕する「幕末太陽傳/Dramatic“S”」(5月29日まで、東京公演は6月16日~7月23日)。

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