流行語「豊作」の年 表彰式考えネガティブな言葉減らしたか?

[ 2016年11月18日 08:30 ]

「2016ユーキャン新語・流行語大賞」候補30語発表

(左上から時計回りに)ベッキー、川谷絵音、鈴木誠也(広島)、斎藤司、ピコ太郎、小池百合子東京都知事

 同賞の事務局は「各分野で、バランス良く言葉が生まれ、豊作ともいえる年」と今年の傾向を分析している。

 一方、放送作家の山田美保子氏は「例年に比べて、ノミネートに納得できる言葉が多いが、もっと印象的な言葉があったのではないか?とも思う」と指摘。ノミネート数が、昨年までの50語から30語に減ったことに「選外にも“都議会のドン”など良い言葉がありそう。受賞者が表彰式に出やすいよう、ネガティブな言葉は減らしたのかも」と推測した。

 「ネットから発信された言葉が多く、声に出す流行語より、文字による言葉が氾濫」(事務局)との分析もある。山田氏も「五輪が盛り上がった割に、選手の口から出た名言が入らなかった。また、芸能ニュースからの言葉は豊作なのに、一発ギャグは少ない気がする」と感想を述べた。

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2016年11月18日のニュース