高樹沙耶容疑者 大麻使用認める…所持は否認、不起訴の可能性も

[ 2016年11月15日 05:40 ]

高樹沙耶容疑者

 大麻を所持したとして大麻取締法違反容疑で逮捕された元女優の高樹沙耶(本名益戸育江)容疑者(53)が、大麻の使用を認める供述をしていることが14日、厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部への取材で分かった。

 高樹容疑者は10月25日、沖縄県・石垣島の自宅で乾燥大麻を所持した疑いで、同居する男2人とともに現行犯逮捕され、調べに「私の物ではない」と所持の容疑を否認していた。3人は15日に勾留期限を迎え、那覇地検が起訴するかどうかを判断する。

 大麻取締法は、大麻の所持を禁じているが、使用については取り締まりの対象としていない。このため、高樹容疑者の所持を裏付ける証拠や証言が得られるかが焦点となっている。

 麻薬取締部は、高樹容疑者の自宅から乾燥大麻計約55グラムや吸引用とみられる10本以上のパイプを押収した。全てのパイプに使用の痕跡があり、同部は常習的に使っていたとみて調べている。

 薬物事件を数多く手掛ける小森栄弁護士によると「大麻が私物のカバンから見つかるなど、所持を裏付ける証拠を得られなければ、不起訴の可能性もある」という。

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2016年11月15日のニュース