溝端淳平 アクション初挑戦!70年代アニメ「破裏拳ポリマー」実写化

[ 2016年11月15日 08:00 ]

映画「破裏拳ポリマー」で本格アクションに初挑戦する溝端淳平

 70年代に放送されたタツノコプロのアニメ「破裏拳(はりけん)ポリマー」が、俳優溝端淳平(27)の主演で実写映画化される。「破裏拳」と呼ばれる拳法を武器とする肉弾戦型のスーツヒーローが、世界平和を守るために戦うSFアクション作。溝端は本格アクション初挑戦で、ブルース・リーの影響を受けた拳法の使い手を演じた。坂本浩一監督が手掛け、来年5月に公開される。

 「破裏拳…」は74~75年にNET(現テレビ朝日)で放送。人気作「科学忍者隊ガッチャマン」「新造人間キャシャーン」に続いて製作された。ハードな格闘とコメディータッチのやりとりが特徴の笑えて熱い異色のヒーローアニメで、タツノコプロ創立55周年を記念して実写映画化される。

 溝端が演じる主人公・鎧武士(よろい・たけし)は探偵事務所の助手。「ポリメット」と呼ばれる特殊なヘルメットを着用すると真っ赤なスーツのポリマーに変身し、世界平和のために戦う。柔道3段、空手3段の腕前で、奥義の破裏拳はこの2つを融合。回転や遠心力を利用した裏拳で敵を倒す。アニメ放送当時に起こっていたブルース・リーブームの影響を受けており、カンフーの動きを取り入れている。

 通常のヒーロー物ではスーツアクターが変身後を演じるが、今作のスーツは顔が見えるため溝端自らアクションに挑戦。スタントマン出身の坂本監督の教えで、撮影4カ月前から空手などの実戦トレーニングを積んだ。撮影では椅子を使った派手な格闘、ワイヤアクションなどに奮闘した。

 溝端は「変身後はスーツアクターの方がいると戦隊モノ出身の人たちから聞いていた。話が違うと思った」と笑って首をかしげながら、「バカで自分勝手だけど憎めない、そんな昭和のにおいがする役は演じさせてもらってとても刺激的でした」と振り返った。

続きを表示

この記事のフォト

2016年11月15日のニュース