森山未來 舞台共演の松たか子称賛「人間性がズンっと前に来る」

[ 2016年11月6日 21:15 ]

舞台「メトロポリス」の公開ゲネプロを行った森山未來

 所属事務所からの独立を1日に発表した俳優の森山未來(32)が6日、東京・渋谷のシアターコクーンで行われた出演舞台「メトロポリス」(7日初日)の公開ゲネプロに参加した。

 1926年に製作され「SF映画の原点にして頂点」とされる、ドイツのモノクロ・サイレント映画「メトロポリス」を日本で初めて舞台化。演出は串田和美氏(74)。

 囲み取材はなく配布されたコメントで、森山は「単純にここにある事象を楽しみたいし、楽しむ自分が観客に伝わったほうがいいような気がする」と独特の言い回しで舞台に臨む思いを語った。

 メトロポリスの主の息子フレーダーで、主演の松たか子(39)演じる労働者階級の娘マリアと恋に落ち、社会の矛盾に気付くという役どころ。松が二役で挑むマリアそっくりのアンドロイドの出現によって洪水に見舞われた労働者の住む地下の町を救おうと2人が立ち上がるというストーリー。

 森山は松について「すごいと思うんですよ。稽古で立つとキャラクターうんぬん以前に、彼女の人間性がズンっと前に来ますから。田んぼに躊躇なく脚を踏み入れていけるような姿勢が素晴らしくて、僕は周りでチョロチョロしていれば大丈夫かな(笑)」とコメント。一方、松は「森山君はアイデアマン。アイデアを構築し、かつ自らやってみせることができます。先輩たちも頼もしく、自分にないものを持つ方々と過ごす時間はとても充実しています」と森山を評した。

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