小百合 原爆詩の朗読で“平和活動賞”「今後も続けていきます」

[ 2016年10月28日 07:12 ]

第1回澄和フューチャリスト賞を受賞した吉永小百合
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 原爆詩の朗読をライフワークとしている女優の吉永小百合(71)に27日、東京都千代田区の如水会館で「澄和(とわ)フューチャリスト賞」(毎日新聞社後援)が授与された。同賞は市民目線の平和関連活動に地道に取り組んでいる個人や団体を一般財団法人「澄和」が顕彰するもので、今年が第1回。

 NHKドラマ「夢千代日記」で原爆症に苦しむ芸者を演じたのが縁で1986年から原爆詩の朗読を続けてきた吉永は、30年の節目の年の受賞に感慨深げ。「被爆者の方からの依頼で始めたものですが、朗読して私自身も感動し、もっともっと多くの方に聴いていただきたいとの思いで続けてきました。今日を精いっぱい生きることがあしたにつながる。そんな思いで今後も続けていきます」とあいさつした。

 他に沖縄戦の語り部活動を続けてきた中山きくさん(87)と戦没画学生の作品を集めた長野県上田市の美術館「無言館」に贈られた。

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