陣内孝則 9年ぶり監督「私は俳優としては完璧な男ですが…」

[ 2016年10月26日 21:02 ]

映画「幸福のアリバイ~Picture~」完成披露試写会舞台あいさつに登壇した陣内孝則監督
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 映画「幸福のアリバイ~Picture~」(11月18日より全国公開)の完成披露試写会舞台あいさつが26日、都内で行われ、陣内孝則監督(58)らが登壇。前作『スマイル聖夜の奇跡』以来9年ぶりにメガホンをとった陣内監督は、「本日はお足元がちゃんとした中、タダでお集まりくださってありがとうございます」と挨拶して会場を沸かせた。

 「皆さんもご存じの通り、私は俳優としては完璧な男ですが、監督としては未熟な面もございます。しかし、素晴らしいキャストが集まってくれて感無量でございます」と感慨深げ。京都で撮影中のため、この日の舞台あいさつに登壇できなかった俳優の中井貴一(55)から「この映画が面白くなっていれば俳優が頑張ったおかげ、面白くなかったら(監督の)陣内さんのせいです」とビデオメッセージが寄せられると、陣内監督は「当然です。私も俳優のときは、面白かったら俺らがよかったって思いますし、悪かったら監督のせい。タコだからこんなクソみたいな映画になるんだって思います」とコメント。慌てて「クソみたいな映画には出たことがないんですけど」とフォローして笑いを誘う一幕もあった。

 陣内監督は「私も未熟者ですので、皆さんが満足できるとは思っていません。でも、もし面白いなと思ったら、隣近所の皆さんに言ってください。本当につまらなかったなと思った方は、ぜひ隣近所の皆さんに『君の名は。』のような映画だったと言っていただけると幸いでございます」とお願いし大爆笑となった。

 同作は、「誕生」「見合い」「結婚」「成人」「葬式」という誰もが経験する人生の節目を軸に人間模様の表裏を巧みに描き、観客一人ひとりの中に宿る「幸福のあり方/幸福のありか」を問う、笑って泣けるヒューマンコメディ。

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2016年10月26日のニュース