北野武パリで叙勲式 感激「力をもらったような気がする」

[ 2016年10月26日 05:58 ]

 フランス政府は、映画監督でタレントの北野武(69)にレジオン・ドヌール勲章オフィシエを授与し、パリで25日、叙勲式を開催した。北野は「新しいジャンルに挑戦して、乗り越えていく力をもらったような気がする」と感激した様子であいさつした。

 フランスのラング元文化相は「常に新たな冒険を続け、映画芸術やテレビ、舞台などに斬新な息吹を導入した」と業績をたたえ「あらゆる分野で、まさに『キタネスク』(北野流)な活躍ぶりだ」と拍手し、勲章を渡した。北野は「ありがとうございます」と笑顔で答えた。

 北野は式典後、記者団に「私は陸上競技で言えば、十種競技の選手みたいなもの。何でも手を出して、失敗していても評価してくれたフランスに非常に感謝している」と語った。

 レジオン・ドヌール勲章は、フランスで最も栄誉ある勲章とされる。オフィシエは5段階のうちの4等。北野は1999年にフランス芸術文化勲章のシュバリエ、2010年に同勲章の最高章コマンドールを受章している。

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