高樹容疑者は「とことん突き進むタイプ」人気女優の流転に男の影?

[ 2016年10月26日 06:20 ]

95年3月、ウエディングドレス姿を披露する高樹沙耶容疑者(中央。左は財前直見、右は高田万由子)トレンディードラマ女優として人気絶頂の頃
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 大麻取締法違反容疑で25日に現行犯逮捕された高樹沙耶容疑者(53)は83年に映画「沙耶のいる透視図」で女優デビューし、80~90年代にトレンディードラマなどで活躍。人気女優から容疑者へと転落した背景には「奔放な性格は男性に対してもあり、とことん突き進むタイプ」(高樹容疑者をよく知る関係者)が影響したとみられる。

 98年に結婚したシンガー・ソングライターの中西圭三(51)と00年4月に離婚した後、仕事で米ハワイを訪れた際にコーディネーターを務めた現地在住の水中写真家の男性と交際に発展。生活拠点をハワイ島に移して男性と同棲を始めた。関係者は「男性との共通の趣味であるスキューバダイビングやヨガなどを通じて、この頃に自然やエコなライフスタイルに目覚めたようだ」と指摘。02年にフリーダイビングW杯で潜水競技53メートルの日本記録を達成し、男性との婚約も発表。しかし、「リズム感が合わなかった」として04年に婚約を解消し、日本に帰国した。

 07年頃から、千葉県南房総市で米や小麦、野菜を育てながら自給自足の生活。このときも、一緒に米作りをしていた自然農法家の男性との同棲が報じられた。08年に本名で活動していくことを発表し、当時登場したイベントでは「先住民的な考えに戻るべき」と“自然回帰”を訴えていた。

 11年10月には、00年から出演していたテレビ朝日の人気ドラマ「相棒10」を第1話だけ出演して降板している。同年の東日本大震災後、放射線の影響を懸念して石垣島に移住を決意。最後までその意思が揺らぐことはなかった。高樹容疑者の知人は「彼女の行動の陰には、いつも男性がいる。石垣島行きは森山容疑者の影響が大きかったと聞いてます」と説明。12年に大手芸能事務所を退社したことも「仕事よりも自然の中で暮らすことを優先したい」と言いだして決断。親密になった男性の影響を大きく受けた流転の人生が、逮捕という事態を招いてしまった。

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