中村3兄弟“独り舞台”11月の襲名披露興行で大トリ

[ 2016年10月23日 11:40 ]

父・中村芝翫と一緒に襲名披露興行の真っ最中の3兄弟(左から)中村歌之助、中村橋之助、中村福之助
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 実父の歌舞伎役者、八代目中村芝翫(51)とともに東京・歌舞伎座で2カ月連続の襲名披露興行に臨んでいる国生改め中村橋之助(20)宗生改め中村福之助(18)宜生改め中村歌之助(15)の3兄弟が、11月の襲名披露興行「吉例顔見世大歌舞伎」(1~25日)で“独り舞台”に挑戦する。演目は「芝翫奴(しかんやっこ)」で、吉原に主人のお供でやってきた奴がはぐれた主人を捜し回る様子を舞踊にしたもの。3人が交代で舞台を務め、橋之助が初日~9日、歌之助が10~17日、福之助が18~25日。

 夜の部最後の演目で、まさに大トリ。橋之助は「お客さまが帰りの電車の中で、他の演目ではなく芝翫奴の感想を言ってくれるくらいの踊りを披露したい」と意気込めば、福之助は「大変緊張するだろうけど、その緊張もかみしめて踊りたい」と抱負。一方の歌之助は「緊張で花道から出たくなくなるかも。でも、楽しむ気持ちでやりたい」と初々しく語った。

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2016年10月23日のニュース