山田洋次監督が豊中市名誉市民に 生家現存「奇跡のような話」

[ 2016年10月16日 06:12 ]

豊中市名誉市民の称号を受け、浅利敬一郎豊中市長(左)から記念メダルを授与された山田洋次監督
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 映画の山田洋次監督(85)が15日、大阪府豊中市で同市の名誉市民称号の贈呈式に出席した。

 市制80周年を迎えた同市の名誉市民は2008年にノーベル物理学賞を受賞した故南部陽一郎氏以来2人目。記念スピーチをした山田氏は同市岡町に生まれ、父の仕事の関係で3歳になる前に満州へ渡った生い立ちを語った。当時住んだ赤い大きな三角屋根の生家は現存し、映画「小さいおうち」のモデルとなった。

 「今も人が住んでいる。奇跡のような話だが、生家を今も見られるのは幸運としか言いようがない」。数年前に生家を訪ね、内部を見せてもらったそうで「人情のある街だとしみじみ感じる」と喜びをかみしめた。

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2016年10月16日のニュース