関西拠点の「劇団Patch」 人気漫画再演に意欲「ワクワク」

[ 2016年10月5日 19:17 ]

劇団Patch「磯部磯兵衛物語~浮き世はつらいよ~天晴版」の通し稽古を公開した主演の井上拓哉(中央)
Photo By スポニチ

 関西を拠点にする「劇団Patch」が100万部突破の人気漫画をもとに今年4月にミュージカル「磯部磯兵衛物語~浮き世はつらいよ~」に挑戦。その再演「天晴版」(脚本・演出 末満健一)の初の通し稽古が5日、大阪市内で行われた。

 同劇団は「演劇で関西から全国を元気に」をテーマに、12年4月に旗揚げ。過去8作品の舞台を上演してきたが、ミュージカル初挑戦のこの作品が大盛況に終わり、再演が決定。「天晴版」が20~25日に大阪・福島区の「ABCホール」で上演される。今回も主人公・磯部磯兵衛役を務める井上拓哉(20)は「主人公のキャラをそのまま演じるのは難しい。自分の個性と化学反応するのがうまくいきました」と初演の前回を振り返った。今回は再演だが、半分は新しい内容。「新しいシーンに自分もワクワク。お客さんにもワクワクしていただけると思います」と好演を誓った。

 「磯部磯兵衛物語」は江戸時代の江戸に住む青年・磯部磯兵衛が、立派な武士になろうと修業するが、自堕落な性格が災いして立派な武士への道のりは遠く、1日1日をグダグダ、江戸ライフを満喫するという物語。13年から「週間少年ジャンプ」(集英社、作・仲間りょう)で連載中の浮世絵的な画風で描かれた人気ギャグ漫画だ。

続きを表示

2016年10月5日のニュース