「釣りキチ三平」巨大壁画が秋田空港に登場 矢口氏「故郷は元気であってほしい」

[ 2016年10月2日 14:43 ]

秋田空港「釣りキチ三平・山魚女群泳」の序幕式に出席した矢口高雄氏(中)と矢口夫人、菅義偉官房長官

 矢口高雄氏(76)の人気漫画「釣りキチ三平」の巨大壁画が2日、秋田空港(秋田市)の出発ロビーで行われた序幕式でお披露目された。

 矢口氏は同県横手市出身で、物語の舞台も多くが同県の釣り場。壁画は同県のシンボルの一つ、鳥海山を背に三平少年がヤマメの群れの中で竿を構えるデザインとなっている。矢口氏は「故郷はいつも元気であってほしい。秋田県では、子どもたちが全国学力テストでトップクラスの成績を取ってくれてうれしいかぎり。その上で三平のように元気であってくれればいい」とメッセージを込めたという。

 壁画は460個の陶板を組み合わせたカラフルなもので、幅6・7メートル、縦3・5メートル。日本交通文化協会が企画・製作した。

 同県出身で釣り好きで知られる菅義偉官房長官も出席。「三平は秋田を初めとする、日本の美しい自然を描いた不朽の名作。漫画、アニメは世界に誇る日本の文化。国内外の多くの人に秋田県に来てほしい」と観光面の効果に期待した。

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