麻央 乳がん手術「根治」ではなく局所コントロールも「奇跡まだ先に」

[ 2016年10月2日 05:30 ]

小林麻央
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 歌舞伎俳優・市川海老蔵(38)の妻で、乳がん闘病中のフリーアナウンサー小林麻央(34)が1日、自身のブログを更新し、手術を受けていたことを明かした。

 「病院の先生方の勇断により、先日、手術を受けることができました。術後、徐々に回復してきたため、ご報告させていただきます」と記し、「根治手術ではなく、局所コントロール、QOLのための手術です」と説明した。

 麻央のこの言葉から、横浜市の福田医院・福田伴男院長は「がんの一部だけを取ったもので、おそらく手術しやすい乳房部分を切除したのではないか」と推察。「QOL(クオリティー・オブ・ライフ)」は看護用語で、生活の質という意味であることから「痛みや不安を取ることで、安心感を得た患者は免疫力が上がる。前を向いてもらうための手術だったのでは」とみる。

 麻央はさらに「一時は、胸や脇の状況が深刻になってしまったため、手術さえも選択にありませんでした」とこれまでを振り返った後、「手術をしたからといって、肺や骨にがんは残っており、痛みもあるので、これからが闘いです。なので、心からの喜びとまではいきません」と闘病へのさらなる決意をつづった。そして「まわりの皆は、ここまでこられたことが奇跡だと言ってくれますが、奇跡をここでは使いたくないです。奇跡はまだ先にあると信じています」と力強く書き込んだ。

 海老蔵は麻央の乳がんを公表した6月の会見で「まず、手術できる状態に回復することを目指している」と話していた。麻央はこの日夜に更新したブログで、術後に姉の小林麻耶(37)と撮影した写真を公開した。

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2016年10月2日のニュース