長谷川豊アナ降板　番組で理由説明なし　後任・鈴木理加アナ「心機一転」

テレビ大阪「ニュースリアルＦＲＩＤＡＹ」を降板した長谷川豊アナウンサー

　ブログに不適切な記載をしたため、元フジテレビのフリーアナウンサー・長谷川豊（４１）がキャスターを降板したテレビ大阪（ＴＶＯ）の報道番組「ニュースリアルＦＲＩＤＡＹ」（金曜後５・１３）が９月３０日、放送された。

　前日２９日に降板が発表されてから初のオンエア。サブキャスターだった鈴木理加アナウンサー（３０）がメーンキャスターに、庄野数馬アナウンサー（２９）がサブキャスターに就任した。

　番組冒頭、鈴木アナは「キャスターを務めていた長谷川さんは先週の放送をもって交代となりました。心機一転、頑張りますので、お願いいたします」と報告。交代理由の説明や謝罪などのコメントはなかった。

　庄野アナは「これからできる限り現場に足を運んで、そこで感じたことを皆さんにお伝えしていきたいと思います。きょうからよろしくお願いいたします」と初々しくあいさつした。

　長谷川アナは今月１９日付の自身のブログで大多数の人工透析患者を中傷するような文章を掲載。同局は「報道番組のキャスターとしては不適切な発信」と、翌日には長谷川サイドに忠告していたが、今週になってキャスター交代を決めた。この日までに１００件以上の抗議メールなどが届いた。

　同局は「何よりも言葉を大切にしなければならない報道番組のキャスターとしては不適切な発信と言わざるをえません」などと見解を発表した。長谷川はこの日、自身のブログで「“ネットのブログのタイトルの文言”が、テレビ大阪の仕事を降板というところまで発展するとは夢にも思ってはいませんでした」とつづった。