福山東京D公演で女性スタッフ眼球破裂 キャノン砲発射テープ直撃

[ 2016年9月27日 05:30 ]

福山雅治

 東京都文京区の東京ドームで25日夜に開かれた歌手福山雅治(47)のライブで、演出で発射されたテープが近くにいた女性スタッフ(42)の右目を直撃し、眼球破裂の大ケガをしていたことが26日、警視庁富坂署への取材で分かった。富坂署は業務上過失傷害の疑いもあるとみて、演出を担当していたライブ関係者らから事情を聴いている。

 富坂署によると、テープは空気圧を利用して飛ばす「キャノン砲」と呼ばれる装置から、午後9時すぎに発射された。巻かれて筒状になっているが、伸ばすと16メートルになる。幅は2・3センチ。女性はテープを装置に詰めたり、他のスタッフからの発射連絡を受けて、周囲に注意を呼び掛けたりする担当だった。

 福山は26日も同所で公演。冒頭「皆さんにご心配おかけしております。病院にいるケガをされたスタッフから、ご心配おかけしました、と連絡がありました。意識はしっかりされています。安全に注意しながらライブをやっていきます」と話した。所属事務所はホームページで「心配を掛け、誠に申し訳ない。事故が起こらないよう今まで以上に注意し、一層の安全管理を行っていく」とのコメントを出した。この日はキャノン砲の演出は行われなかった。

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2016年9月27日のニュース