宇多田ヒカル 母・藤圭子さんの死をどう乗り越えたか「私の原点」

[ 2016年9月22日 22:15 ]

宇多田ヒカル

 今年4月に約6年ぶりに音楽活動を再開した歌手の宇多田ヒカル(33)が22日放送のNHK総合「SONGS」(後10・00)に出演した。

 コピーライターの糸井重里氏(67)と対談。2013年8月に亡くなった母親で歌手の藤圭子さん(享年62)について聞かれると「(母親の死は自分にとって)デカかったです。あらゆる現象に母が見えてしまった時期があったんですよ。関係ない事象でも。それって何なんだろうと思って。うわ~、何かつらい、嫌だなと最初思っていたんです」と回顧。

 「でも、結局、誰しも原点があって、私の原点はやっぱり母だった。なので、私の世界、あらゆるもの、現象に彼女が何かしら含まれているのは当然じゃんと。私の体だって結局、親から来ているものですから。当然かと思えるようになって、それまで悲しいと思っていたのが、それを感じられるようになったんだから、素晴らしいことじゃないかと思ったんですね」と母親の死と向き合い、どう乗り越えたのかを告白した。

 収録は8月末に行い、同局連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(月~土曜前8・00)のために書き下ろした主題歌「花束を君に」をテレビ初披露した。

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2016年9月22日のニュース