志村けん&高木ブー10年ぶり共演の舞台裏 急きょ指名に二つ返事

[ 2016年9月21日 10:00 ]

「となりのシムラ #5」で約10年ぶりに共演する志村けん(右)と高木ブー(C)NHK
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 志村けん(66)と高木ブー(83)が22日に放送されるNHK総合のコント番組「となりのシムラ #5」(後10・50)で約10年ぶりに共演する。ザ・ドリフターズ共演が実現した舞台裏を、同局の水高満チーフプロデューサーに聞いた。

 2014年12月に始まった好評シリーズの第5弾。今回も志村がどこにでもいそうな“普通のおじさん”の悲哀を演じ、いかにもありそうな日常の1場面を描く。クスッと笑え、後からジーンとくる大人のコメディー。リアリティーを追求したドラマスタイルは「バカ殿様」「だいじょうぶだぁ」などの志村の従来のコントとは一線を画す。

 高木が参加したのはコント「相談焼肉」。部下の女性(吉岡里帆)から「相談がある」と言われ、2人きりで有名な焼き肉店を訪れた上司(志村)。高価な肉を次々にオーダーするが…。

 収録が行われたのは今年6月。全7本のコントをロケ3日間で撮影した。「相談焼肉」には当初、高木が演じた役はなく、クランクインしてから急きょ、登場人物がもう1人欲しいと“ある役”が増えた。別のコントを撮りながら、キャスティング。さまざまな俳優の名前が挙がる中、志村が「ブーさん、空いてっか?」。水高氏は「監督をはじめ、スタッフ全員『あっ、その手があったか』『いた!』という感じでした」と笑いながら振り返る。その場で電話をし、高木は二つ返事で出演をOKしたという。

 当然のことながら、志村は“同僚”だから高木を指名したわけではなく、水高氏は「あくまで台本、役柄にピッタリだったので。よほどのインパクトがある人じゃないと、いない方がよかったとなりますから」。共演は10年ぶり。コント収録後、志村と高木は笑顔で2ショット写真を撮影したという。

 高木はアドリブを披露し、水高氏は「スイッチが入った、という感じで。さすがというところを見せていただきました」と感心。必見の一幕になりそうだ。

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2016年9月21日のニュース