こち亀 ジャンプ&単行本で最終話 秋本氏「両さんに有給休暇」

[ 2016年9月17日 05:30 ]

「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の最終話が掲載された「週刊少年ジャンプ」42号の表紙(C)週刊少年ジャンプ/集英社

 警察官・両津勘吉が起こす騒動を描くギャグ漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)」が、きょう17日発売の「週刊少年ジャンプ」(集英社)42号で、1976年(昭51)から40年続いた連載を完結した。最終話を掲載した最後の単行本200巻も同日発売。

 最終話はカラーを含む20ページで、復活を希望するキャラクターベスト10を両津が紹介する“同窓会”的な内容。漫画家で漫画評論家のいしかわじゅん氏(65)は「次が描ける終わり方。作者としては、キャラクターの日常はどこかで続いており、ただ記録するのをやめたという感覚じゃないか」と分析した。

 見開きで作者秋本治氏(63)のメッセージも掲載。読者に感謝を述べ「(両津が)40年間休まず勤務したので、この辺で有給休暇を与え、休ませてあげようと思います。物語は自分の中の時間軸では、まだ動き続けているみたいです」などと複雑な胸中をつづっている。

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