MVで意味深抱擁…宇多田8年半ぶりアルバムに椎名林檎とコラボ曲

[ 2016年9月16日 05:30 ]

宇多田ヒカル(左)の新作アルバム「Fantome」に収録された「二時間だけのバカンス」MVで、椎名林檎と初共演

 28日に発売される、宇多田ヒカル(33)の8年半ぶりのオリジナルアルバム「Fantome」に、椎名林檎(37)とのコラボ楽曲「二時間だけのバカンス」が収録される。宇多田が作詞作曲を手掛けた、人妻の道ならぬ恋の芽生えを歌ったセクシーな作品。15日、都内で開催された試聴会では2人が初共演するミュージックビデオ(MV)が公開され、意味深な抱擁を見せている。

 2人は98年、ともに同じレコード会社からデビューし、メガヒットを放った。翌年には関係者向けのコンベンションでデュエットをするなど長い付き合いがある。

 今回、コラボ曲の世界観が固まった今年3月ごろ「母でもあり妻でもある2人なら説得力増すし“あ、素敵かも”と思って」と宇多田側からオファー。♪砂の上で頭の奥が痺(しび)れるようなキスして…など過激な部分もある詞を、オトナの女の魅力たっぷりに歌う。

 2011年1月から約6年にわたり「人間活動」と称して活動休止をする間、結婚や出産を経験した宇多田は「子供ができるまで“日常”というものがなかったので、それを手に入れた分、非日常との危うい関係を表現したかった」という。

 アルバムの担当ディレクターを務めるユニバーサルミュージックの沖田英宣氏は「活動休止期間が何の無駄でもなかったのが証明された作品だと思っている」と強い自信を口にした。

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2016年9月16日のニュース