キミスイ 北村匠海&浜辺美波W主演でセカチュー超え狙う!

[ 2016年9月13日 05:30 ]

映画「君の膵臓をたべたい」に主演する北村匠海(左)とヒロインを演じる浜辺美波

 書店員が選ぶ「本屋大賞」で今年2位になった住野よる氏の小説「君の膵臓(すいぞう)をたべたい」が実写映画化される。

 ホラーを想起させるタイトルだが、病気のヒロインとクラスメートの男子高生の青春物語。「キミスイ」の愛称で若い世代を中心に人気で、発行部数60万部を超えるベストセラーとなっている。

 重い膵臓の病気を患う高校2年の桜良(さくら)が書いていた闘病日記を「僕」が偶然見つけたことから、2人は次第に心を通わせるが、桜良は死んでしまう。桜良は11年の「東宝シンデレラ」でニュージェネレーション賞を受賞した浜辺美波(16)、「僕」は男性4人組「DISH//」のTAKUMIとしても活動する北村匠海(18)というフレッシュなコンビが起用された。

 映画では、原作にはない12年後の現在も描かれる。教師として母校に赴任し桜良との日々を回想する「僕」を小栗旬(33)、桜良の親友だった恭子を北川景子(30)が演じる。

 病気の女子高生と同級生の青春作品は、01年出版の「世界の中心で、愛をさけぶ」と同じテーマ。書店や口コミでは「“セカチュー”をほうふつさせる」と話題になっている。今作の企画プロデューサーで、04年に公開され興収85億円を記録した映画版セカチューも手掛けた春名慶氏は「生と死、愛と死というテーマは普遍。今のティーンにとってのセカチューになる」と自信を見せている。

 映画版セカチューでは、東宝シンデレラの先輩の長澤まさみ(29)がブレーク。浜辺は「桜良の元気の良さと強い思いを表せるよう精いっぱい頑張ります」と気合十分。北村は「僕たちの芝居で心に残る映画を作っていきたい」と意気込んでいる。メガホンは月川翔監督(34)で、来年夏公開。

 ◆北村 匠海(きたむら・たくみ)1997年(平9)11月3日、東京都生まれの18歳。DISH//は11年12月に結成し、ボーカル・ギターを担当。俳優としてはTBS「仰げば尊し」、映画「あやしい彼女」などに出演。本紙の総合情報ページ「超刊スポニチ」の連載「キミにかぶりつき!」にも登場。

 ◆浜辺 美波(はまべ・みなみ)2000年(平12)8月29日、石川県生まれの16歳。10歳だった11年1月に第7回東宝シンデレラでニュージェネレーション賞受賞。主な出演作はフジテレビ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」「無痛~診える眼~」、映画「エイプリルフールズ」など。1メートル55。

続きを表示

この記事のフォト

2016年9月13日のニュース