200巻のこち亀初ギネス!週刊少年ジャンプではワンピースも昨年認定

[ 2016年9月12日 05:30 ]

「こちら葛飾区亀有公園前派出所」単行本200巻の表紙

 連載終了が決定した人気漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)」のコミックスが、「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」としてギネス世界記録に認定されたと、12日発売の掲載誌の「週刊少年ジャンプ」(集英社)で発表した。

 こち亀は1976年9月に同誌で連載が始まり、17日発売号で40年間の連載を終える。最終回は同日発売の200巻に掲載される。

 東京・日本橋高島屋で「こち亀展」が開幕する14日、同所で原作者の秋本治氏(63)に、ギネス・ワールド・レコーズ社の公式認定員から公式認定証が授与される。

 週刊漫画誌では異例の長期連載で、コミックス巻数も飛び抜けていたが、集英社によると「こち亀はこれまで認定を受けたことはなく、今回が初めてのギネス世界記録認定」という。

 海外では、日本と違って一つの作品に複数の作家がいるのが一般的。週刊漫画誌に掲載した作品を、まとめてコミックスとするのも日本独自の文化で、これまで比較しにくい面もあった。

 だが米国の「クラシック・イラストレイテッド」(41~71年)の169巻など、巻数が多い有名海外作品を超えたこともあり、ギネス・ワールド・レコーズ社が各国の作品を調査し、今回の認定に至ったとみられる。

 週刊少年ジャンプでは昨年「ONE PIECE(ワンピース)」が「1人の作者が描いたコミック累計発行部数が世界最多」としてギネス世界記録(一昨年末時点で約3億2086万6000冊)に認定された。また「1人の作者による最多の漫画出版記録」として、故石ノ森章太郎氏が全500冊、770作品で認定されている。

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